2016年01月22日

「筆(ふで)」ってなに?

先月の不動産豆知識では、地番と住居表示についてご説明いたしました。その際に
土地について「一筆」と言う書き方をしたのですが、そもそも「一筆」の意味が
よく分からず、あまり理解できなかったようです。説明不足で申し訳ありません。

「一筆」と書いて「いっぴつ」とか「ひとふで」と読みます。「筆」とは土地を
数える単位のことです。登記簿には一筆ごとの土地の種類や面積が記されています。
なぜ「筆」というのか? 私が新入社員のとき先輩から聞いた話では、「一つの
土地は一筆書きができるから一筆っていうんだよ」と教わった記憶があります。
そのこと自体もあっているかどうか定かではありませんが。。。

敷地の上に建っている家も、土地自体は一筆かどうかは公図や測量図などを見ない
と分かりません。地主さんが持っている土地にアパートが複数棟建っているケース
などは逆に一筆の場合もあります。また、土地の大きさも制限はなく、どんなに
大きくても一筆の場合もあります。

一筆の土地を分割して、複数の土地にすることを分筆(ぶんぴつ)といいます。
また、複数の土地を一筆の土地にすることを合筆(ごうひつ、または、がっぴつ)
といいます。法務局では一筆ごとに登記が行われ、地番が付けられています。
なお、土地登記簿では、一筆ごとに一用紙を備えることが義務付けられており、
これを「一筆一用紙主義」と言われています。

うまく伝わったでしょうか? ご来店いただけば実際の登記事項証明書や登記簿
謄本をご覧いただきながらご説明させていただきます。お気軽にご来店ください。
お待ちしています。


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posted by fujichan at 15:52| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 不動産豆知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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