著者:水谷もりひとさん
発行:株式会社ごま書房新社
価格:1,300円+税
まずは本書に書かれている著者の声をご覧ください。
教育の成果というのは、テストでいい点数を取ることでも、よりレベルの高い
学校に進級することでもなく、卒業した後、先生がいなくなっても、自ら学び
続ける力が付いたかどうかだと思います。そのために大事なことは、好奇心や
意欲を刺激することです。
そして、そのためにもっと大事なことは、先生や子どもに直に接する大人が、
どんだけ好奇心を持ち、どんだけ豊かな感性を持っているか、です。たとえば、
この本を手にしたあなたが持っている好奇心と豊かな感性のように。
僕は、20余年、ひたすらいろんな人の講演会を取材してきました。ワクワクして
いる人の講演を聴くと、こっちまでワクワクします。ワクワクは伝染するのです。
先生の心がワクワクしていると、子どもたちに伝染しないはずはありません。
著者の水谷もりひとさんは「みやざき中央新聞」というミニコミ誌の編集長です。
この新聞は47都道府県すべてに読者を有し、海外にも広がっているようです。
私も早速、インターネットで申し込みをしました。本書ではその新聞の社説から
40編をまとめて書かれています。
「生んでくれた恩、育ててくれた恩、教育してくれた恩、仕事を教えてくれた恩」
この四つの恩に報いていないと必ず行き詰ります、と書かれていたところには共感
しました。その他にも、必要な優輝は最初の一歩だけ、人生のピンチに現れる天使
がいる、心に刻んでおきたい通貨礼儀、心を込めて「いただきます」「ごちそうさま」
を言う、誰かのためだったら諦めない、この人たちは日本人の誇りです、昨日の自分
を超えるだけでいいなどの社説がすごく感動しました。
本書は子どもがいる大人はもちろんのこと、教育関係にお勤めの方、御孫さんのいる
おじいちゃんおばあちゃん、中学生や高校生にもお勧めします。娘が幼稚園の教諭を
していますので早速勧めてみます。

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